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2020.06.17

IACUCCI(イアクッチ)

Stories of IACUCCI from director's eyes -vol.03-

こんにちは。Vol.2のショールームに続き、今回はIACUCCIのバッグがつくられている自社工場をご紹介していきたいと思います。

IACUCCI FACTORY

IACUCCIの自社工場はショールームの目の前にあるため、午前中にひらめいたアイデアが午後にはカタチになって出来上がってくることも多々あり、私とNaluそれぞれ頭の中にあるアイデアを瞬時に具現化してくれる重要な場所でもあります。

工場にはない新たな生地を使いたい場合も、現地の生地屋さんがIACUCCIショールームへ駆けつけてくれて、その場で選んだ生地ですぐに試作品を作ることが出来ます。
新作や別注アイテムだけでなく、お客様や現場スタッフからの要望もこの工場で何パターンも試作した後、ベストな仕様を決定していきます。

出張という限られた時間の中で、より良いコラボレーション企画をスムーズに進めるためにとても重要な工場といえます。

IACUCCI

GaiaとArtuに誘導され、ショールームから徒歩10秒!初めての工場視察。

IACUCCIの自社工場は、経験を積んだ熟練の職人さんたちにより支えられています。
一方で、これから経験を重ねていく若いスタッフも多く、IACUCCIの技術やこだわりが受け継がれていく環境だと感じました。

また、IACUCCIで働く職人さんをはじめスタッフの方々はすべて現地の人たちで家族のように仲良く助け合いながら運営されています。

  • IACUCCI
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熟練の職人さんと若手の職人さん

初めての工場視察では、工場内が清潔で綺麗に整頓されていることも必ずチェックする重要ポイントです。
几帳面でしっかり者のGaiaの目が行き届いていることが伺えました。

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メタルパーツ類

IACUCCI

レザーストック

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まるでアートな作業台。

IACUCCI

イタリアらしい工具入れ。

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これらの絶妙なカラーは、Naluの感性により調合された、コバに使用する塗料。

※コバとは・・革をカットした断面(切り目)のこと。
このコバを塗料で隠さず、むしろ活かしてデザインすることもありますが、コバをそのままにしておくと革の繊維がほつれたり、割れたり、黒ずんだりしてしまい、バッグの美観を損なうため、IACUCCIのバッグにはコバ塗りがされているものがほとんどです。 この美しいコバがIACUCCIバッグの良さをさらに引き立たせています。

少しマニアックな話になりますが、IACUCCIのコバが美しい理由は、工程にきちんと手間をかけていることです。
革の断面を美しく平らになるまで削り、さらに磨きをかけます。
塗料で隠す必要が無いのではと感じる程、美しく磨かれた断面に、発色と持ちをよくするための中性塗料を塗り、その上にオリジナルカラーを塗っていきます。

これでコバ塗りを完成としても良いのですが、ここで一度乾かし、乾ききったタイミングで更に塗り重ねます。
この工程を積み重ねることで、美しく丈夫なコバが完成します。
自爪にいきなりマニキュアを塗るのではなく、爪を磨き平らに整えてからベースコートを塗り、二度塗りしているといった感じでしょうか。 最後に重ねる塗料はトップコートのような役目を果たしています。

IACUCCIのバッグを手にした際は、この美しいコバにぜひ注目してください。

IACUCCI

Naluが実演してくれたのはレザーとコバが同色のパターン。
塗料は乾くとレザーとピッタリの色に。

IACUCCIでは、レザーとコバを同系色にして、一体感を出す場合がほとんどですが、少しコバの色を変えてデザインのポイントにする場合もあります。

また、ステッチの美しさもIACUCCIバッグの特筆すべき点。 
本体のレザーと異なる色のステッチをデザインポイントにするアレンジは、コバと同様、ステッチに自信があるからこそ出来る手法です。

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IACUCCIのコバやステッチは、Naluが生み出す美しい色の調合と、職人の高い技術が合わさってこそ完成されるブランドが誇る技術といえます。

IACUCCIの生産過程では、機械を使用して裁断することもありますが、
必ずそこに革の特性を熟知した職人の目や勘といった、人の手(感覚)を必ず経由しています。

『IACUCCIでは、技術以上に受け継がれているのは芸術よ。』と、誇らしげに言ったNaluの印象的な言葉。

IACUCCI

裁断機の前でベストな裁断方法を見極める職人さん。

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繊細な仕上げ作業はやはり職人さんの手で。

IACUCCI

美しい仕上がり。

IACUCCIの工場は、彼らの厳しい目が行き届く範囲の小規模なため、提携工場に割り振られる工程もありますが、生産に入る前の素材やパーツチェック、出荷前の最終検品も必ず自社工場で責任を持って行われています。

IACUCCI

ハンドル(持ち手)のカーブを統一させる出荷前の最終工程。 
IACUCCIバッグの立ち姿を美しく魅せている、大切なひと手間。

IACUCCIのバッグは100% Made in ITALYです。
レザーも100%イタリア製でイタリア鞣しの革だけを使用しています。
そして、100%イタリア職人により最後まで丁寧につくられています。

大量生産はできなくても、自分たちの目が行き届く範囲で、イタリアの素材を使い、イタリア人の手によって、アブルッツォの地で生産することにこだわるIACUCCI FAMILYの強い意志を感じることができた初訪問でした。


はじめの頃は朝のビーチ散歩以外、ホテルとショールームの行き来で終わる出張でしたが、最近は地元のスーパーで買い物する楽しみができました。
スムーズにミーティングが終わった日は、夕食前に皆でAperitivo(アぺリティーボ:食事の前に軽食をつまみながらお酒を楽しむこと。)で団欒することもあります。
その時にNaluが出してくれたおつまみのポテトチップスが感動的に美味しく、その翌日から私のCONAD通いは始まりました。たまにお気に入りの種類が完売していることがあり、地元スーパーをはしごしたり、見つからないときは職人さんに探し出してきてもらうことも。
出張時のトランクは、ポテトチップス、コーヒー豆、ワイン、オリーブオイルのスペースを確保する必要があるため、特大サイズを使用中です。

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100% Made in ITALYのポテトチップスSAN CARLO “POMODORO PREZZEMORO E BASILICO” (トマト/パセリ/バジル)がオススメ!イタリアが凝縮されたかのような、お酒が止まらなくなる危険な味。地元民に愛されるスーパーCONAD。  

次回は、IACUCCIを語る上でかかせない“ICON BAG”についてお話したいと思います。