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MONOGRAMMA 1959

2020年のローンチより根強い支持を集めている、
IACUCCI JAPANのオリジナルライン“MONOGRAMMA 1959”。


1976年に誕生し40年以上の歴史を紡いできたIACUCCIとしても初の試みとなるモノグラムは、
IACUCCIのデザイナーが誕生した1959年のナンバーをデザイン名に添え、
連続するモノグラムの「I」の縦寸法を19㎜、傾斜を59°に設定したグラフィックで表現。
バッグ以外に、ウォレットやポーチ、ハンカチーフなど小物のラインナップも充実し、
今後の新たなシリーズも期待されるIACUCCIのオリジナルグラフィックです。

今回は、そんな特別な思いが込められたIACUCCIのファーストモノグラム
“MONOGRAMMA 1959”の生地が出来上がるまでの生産過程をご紹介いたします。

SERIES

クラシカルな配色でシャープにモノグラムを表現した〈 JACQUARD(ジャカード) 〉と、奥行きのある立体感でスポーティにモノグラムを表現した〈 MATELASSE(マトラッセ) 〉の2つをラインアップ。
同じモノグラム柄でも多彩な表情を持つ、大人の気品溢れるシリーズに仕上がりました。

2ラインとも、ジャカード生地を使用。ジャカードとは、1800年代に発明された自動織機を使ってデザイン自体を生地に織り込んだ織物のことをいいます。自然な立体感と高級感が出るのが特徴で、プリント生地のように色褪せたり色落ちしたりという心配がないのも魅力のひとつ。

また、9000本以上の糸から形成されていることから、リッチな重厚感と耐久性も兼ね備えた生地として長年にわたり受け継がれている技術でもあります。

今回ご紹介するIACUCCIのMONOGRAMMAは、忠実にグラフィックを再現するために9600本もの糸で形成された、こだわりの詰まったオリジナルジャカードとなっています。

PROCESS

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MONOGRAMMA JACQUARDの生地は、黒(ポリエステル100%)の緯糸<赤で囲んだ箇所>をベースに、黒とベージュ(コットン100%)の2色の経糸を織り込んでいます。異なる2種の素材の糸を複雑に組み合わせることで奥行きが生まれ、繊細で印象的なモノグラム柄を表現しています。

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ORDITO:経糸、TRAMA :緯糸

matelasse

一方、MONOGRAMMA MATELASSEは生成り色の糸(コットン100%)を使用し、特殊な機械でモノグラムの「I」の輪郭を浮き上がらせています。シリーズ名のMATELASSEは、「詰め物をした」「キルティングした」という意味を持つフランス語が由来となっており、ふっくらと立体的な「I」のパターンは高級感を際立たせています。

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ジャカード生地は、織機にいくつものプログラムを読み込ませて製織します。
織機で行われる加工はコンピューターで管理されており、図面の電子データを入力すると1週間ほど中断することなく稼働し続けます。
途中で1本でも糸が切れてしまうと作業を一から繰り返さなければいけなくなるため、現地のスタッフは織機がスムーズに稼働しているか24時間体制でチェックしています。不良生地を出さないために、徹底された管理体制で作業を進行しています。

織りが完了したら生地や柄に欠陥がないか確認し、最終工程へ。

仕上げの工程では、生地の表面に水や汚れに強くするための弱撥水加工を施しています。
また、生地の裏面には糸を引き締めるための特殊な樹脂コーティングに加え、薄い芯を貼り付けて生地の補強を行います。

こうした目には見えない加工によってバッグの佇まいが大きく変化するため、細部まで妥協のない丁寧な仕上げにこだわっています。

roll1

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出来上がったMONOGRAMMA JACQUARDとMONOGRAMMA MATELASSE

先染め織物のMONOGRAMMA JACQUARDに対し、MONOGRAMMA MATELASSEは後染め織物になります。
よってMATELASSEは織りが完了すると最終工程の前に染色作業が加わります。

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ここでは、大きなドラム缶のような工業用機械で染色を行います。
高温(100~120度)の水性染料を加えて染色していくことで「I」の輪郭がふっくらと凸状に浮かび上がり、洗いざらしのデニムのようなムラ感のある独特な表情に仕上がります。

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染色前の生地

after

染色後の生地

染色が終わり乾燥させた後、MONOGRAMMA JACQUARD同様に仕上げの加工を施します。

このようにして生まれたしなやかで適度なハリ感のあるジャカード生地は、IACUCCIのミニマルなデザインと融合し、凛とした表情をもつ製品へと仕上がっていきます。