GALLARDAGALANTE | ガリャルダガランテ

COAT ¥44,000+tax GALLARDAGALANTE
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PORTRAIT OF A MUSE

ブランドの世界観を現すミューズたち。彼女たちも、モデルという仕事を離れれば1人の女性。私たちと変わらず、楽しい時もあれば、苦しい時もある。彼女たちが日々何を感じているのか、どんなことに感情が触れるのか、等身大の姿にぐっと迫ります。
【第2回】 佐田真由美

Delight――喜びという感情は最もシンプル。
日常の衣食住に常に喜びを感じている

「日常の中に、喜びは散りばめられていると思います。食べている時、本を読む時間を見つけた時、疲れて布団に入った時、そういう時に喜びというアドレナリンがわっーと溢れます。特に、食べると寝るは喜びが大きい。そう考えると、私は本当に日常の当たり前のことに喜びを感じているみたいです(笑) 自然と心が喜び、弾む。そういう気持ちに日々なれることを、ありがたいなぁと思います。それ以外だと、喜びという感情はもっぱら子どもに感じる事が多いです。子どもたちが出来ないこと出来るようになったり、成長を感じる時に喜びを常に感じています」

Anger――最も少ないのが怒りの感情。子どもに
対してだけ切実な怒りを感じる時がある

「喜怒哀楽の中で、怒るという感情が私の中に最も無いんです。親になってから、全くなくなりました。何か嫌なことをされたとしても、この人にも親がいるんだよね、と思うと怒りのスイッチが入らなくて。唯一私が怒りを感じる対象は、子どもたち。こうなって欲しい…などの、希望や願いがあるからこその怒りです。宿題が終わっていない、片付けない、などの本当に些細な普通のこと。切実な怒り。そういえば、久しぶりにこの間、旅先の海外で怒りました。飲食店で椅子から出ていたトゲが足に刺さり血が出たのですが、お店の方が誰も謝ってくれなくて。久しぶりに怒りました。でも、そこで彼らにまくし立てて、きちんと渡り合う英語力が私にはなくて。。。だから怒りというよりも、悔しいという気持ちの方が大きかったかもしれません。絶対に英語を勉強しようと決意しました」

Sorrow――ニュースやネットで胸がぐさりと
くるような悲しい気持ちになることも

「悲しいと感じるのは、身の回りの事というより、世の中に対して感じることが多いです。ネットやニュース、炎上したり、噂を流したり……理解が出来ないことがたくさん溢れていて。テレビやネットでそういう事柄を見かけるだけで、ぐさりと胸が痛くなります。悲しいニュースや出来事をメディアで見かける度、自分も人に対して発信ができる職種であることを、深く考えます。常に、“歳を重ねても、その歳ならではの楽しいことがたくさんある”ということを必ず伝えるようにしているので、とても些細な行動ではありますが、それが誰かに届いて少しでもポジティブな気持ちになってくれたらいいなと思っています」

Pleasure――女友達の存在は偉大。たまに
会うだけで、パワーをもらえます

「楽しく過ごすコツは、悪口を言わないことだと思っています。それは、小学校高学年くらいからずっと思っていること。そう努めるだけで、“楽しい”が増えていく気がします。どうしても何か言いたくなったら、私は母に吐き出していました(笑)
そして、今私が最高に楽しい時間は、女友達と会う時間。下らない話をして、情報交換して、美味しいご飯を食べて、たくさん笑う。月に1度あるかないかですが、その時間がとても大切です。女友達の存在の大きさを、歳を重ねることで更に実感しています。喜びと楽しみは似ているけれど、喜びはほぼ子どもに対して自然と湧いてくる感情で、楽しみというものは私自身の娯楽というイメージなんです」

BEHIND THE SCENE

どこかにメンズライクな要素が入っているスタイリングが好きなので、今回のスタイリングはとても好みでした。サスペンダーなど、小物で遊ぶ感じも私の私服に近いです。きれいめコートにウエスタンブーツを合わせるなど、まとまりすぎず、どこか崩したバランス感が絶妙。ビッグサイズなシャツ、コート、ウエスタンブーツ、サスペンダー…どれも欲しいものばかりでした。大人になっても、どこかハズシてみたり、ファッションを自由に楽しみたいですよね。
  • MODEL
    MAYUMI SADA
  • ART DIRECTION
    YOSHIHIDE UCHIDA
  • PHOTOGRAPHY
    KAZUKI NAGAYAMA
  • HAIR
    KOICHI NISHIMURA (angle)
  • MAKE-UP
    AIKO ONO (angle)
  • STYLING
    GALLARDAGALANTE
  • TEXT
    MAKI KAKIMOTO

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PORTRAIT vol.1 / YU HIRUKAWA