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「より自分らしく、心も体も心地よく、
身にまとうだけで心が高揚し幸せな気分に。
そんなことを思いながら服を選びます」
と語るのは多くの女性ファッション誌を
手がけるエディターの坪田あさみさん。
ライフスタイルがより重要になった今、
何気ない日常でファッションが果たす役割は
ますます大きくなっています。
そんな気分に寄り添う新しい服とは？

坪田あさみ
ファッションエディター/ライター/ディレクター

大阪府出身。大学卒業後出版社勤務を経てフリーランスとして独立。『éclat』『Marisol』（共に集英社）などのファッション誌や広告、カタログなどのディレクション、編集、ライティングを手がける。マリソルオンライン連載コラム『おしゃれと暮らしと時々名品』では独自のファッション理論を発信し話題に。スタイリングイベント、トークショーなどにも出演。また湘南地域に移住し逗子にオムライスとオムレツサンドの専門店「サンダウナー東京オムレツ」アジアンコンフォートフード店「湘南ワルン」を夫とともに経営する。

@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
@shonan_warung

シンプルな着こなしの中で
重要となるのはシルエットと色

「リモートが一般的になってくると都心の便利な場所に住む必要がなくなり、地方に移住する人も増えてきていますよね。私も３年ほど前に東京から湘南地域に引っ越したのですが、ファッションに対する考え方はかなり変わりました。何よりも自分が着ていて気持ちがいいこと、ヒール靴でなくてもバランスよくしゃれて見えること、力が抜けていて“頑張ってます感”が出ないことを大事にしています。トレンドで重要なのはデザインよりもシルエットや色。そして長く着られる上質でベーシックなものを重視して選ぶようになりました」

自分らしいライフスタイルと
直結する心身ともに心地よい服

「着ていて気持ちがいいというのは素材感も大事だけど、シルエットやデザインでさりげなく体型カバーをしてくれて、コンプレックスを気にしなくていいことも重要。日中は服のことなんてすっかり忘れていられる感じ（笑）。余計なことを気にしなくていいから常に機嫌のいい人でいられるし、仕事や家事などやるべきことに注力できます。ファッションはその人のライフスタイルの一部だから普段の生活が透けて見えてしまうもの。日常とファッションが一体化しつつ、ちゃんとしゃれて見える、そんな服が今一番求められていると思います」